LOG IN

読書ノート 「プロボノ 〜新しい社会貢献 新しい働き方

by j

書籍情報


プロボノとは

プロボノの語源は、ラテン語の「公共のために(Pro Bono Publico)」に由来する。
Proは(〜のために)、Bono(よいこと)、Publicoは(公共的な)を意味している。
プロボノとは、「社会的・公共的な目的のために、自らの職業を通じて培ったスキルや知識を提供するボランティア活動」
ボランティア活動と違うのは、提供するものが自分が仕事などで培ったスキル等を提供する点。
日本では、NPO法人エティックが提唱している「社会起業家」という言葉が浸透するなど、プロボノ
対する関心が高まる。

NPOに関わる人が、たまたまプロフェッショナルなスキルを持っていたという「自然発生的なプロボノ」は昔から存在していた。この場合、この人が関わるモチベーションがなくなると活動が停滞し、他のボランティアの離脱も招く。
ビジネスパーソンとNPOをマッチングし、「効率的かつ確実に」機能する「システム化されたプロボノ」が必要。

NPOの課題とニーズ

ボランティの主役は学生と中高年。特に20代、30代の参加率が低い。
現在プロボノワーカーとして参加している人は、20代から40代とボランティへの参加率が低い人が多い。
参加者の動機は、スキルや経験の活用、ボランティアへの関心、自身のスキルアップ。
プロボノは、社会貢献と自身のスキルアップや仕事への気づきやヒントを得られる。

成功するプロボノの条件

アメリカのプロボノの発展をけん引するNPO「タップルートファウンデーション」。

NPOとプロボノワーカーが出会うだけではだめ。お互いの情報共有、仕事の進め方、成果についての工程を示す「プロボノのシステム」が重要。


⚫︎プロボノの失敗例

「タップルートファウンデーション」の資金源の大半を占めるスポンサーは財団や企業。プロボノは非常に高価なサービスをNPOに提供し、その波及高価が大きく、投資効果を高めてくれるため助成金が集まりやすい。
「タップルートファウンデーション」は投資効果を8倍とうたっている。→効果を具体の数字で示している。
「タップルートファウンデーションでは、「プロボノのクライアントを、ビジネスのクライアントと同様に扱おう」と呼びかけている。お互いに本気でないとプロボノはうまくいかない。


⚫︎成功するプロボノの条件

感想

NPOに対する関わりとして、従来からのボランティアや運営(事務局)への参画しか知らなかったが、「プロボノ」という関わり方を初めて知った。
企業がなかなか社員教育にリソースをさけない中で、自身のスキルアップができ社会貢献にもなる「プロボノ」が広がれば、企業・NPO双方にとってプラスになる。
そのためには、やはり筆者が著書の中で述べている「システム化されたプロボノ」を運営できる組織(NPO)が必要。
現在、秋田県にはNPOの中間支援組織であるNPOセンターがある。県南だと「秋田県南NPOセンター」


筆者が運営する「サービスグラント」のように「プロボノ」を運営することができるNPO
秋田にあるのか。

”秋田県” ”プロボノ”で検索したら「プロボノ秋田」というページがヒットした。

秋田市の遊学舎を拠点に活動している「あきたパートナーシップ」というNPO法人が運営しているようだ。
運営には当然資金が必要だが、「タップルートファウンデーション」があるアメリカのように寄付文化が根付いていない日本。ここはどのように収入を得ているのか。
活動内容に注目してみたい。



j
OTHER SNAPS